ECサイトで思わず買いたくなる商品画像を撮影する3つのポイント

目次
ECサイトで思わず買いたくなる商品画像を撮影する3つのポイント
ECサイトでの売上を伸ばすためには、商品画像が決め手となります。オンラインショッピングでは実物を手に取れないからこそ、画像の質が購買意欲を左右するのです。
ECサイト商品画像撮影の基本ガイドライン
ECサイトで商品を販売する際、まず知っておくべきなのは各モールの画像ガイドラインです。これを守ることは、プラットフォームでの露出を確保するための最低条件となります。
主要ECモールの画像規定を押さえる
Amazonでは白背景・商品単体のみで長辺1,600px以上が必須とされています。楽天市場では背景は白系統が基本で、テキストの占有率は20%以下に抑え、画像に枠線を入れることは禁止されています。これらの規定は審査に関わるため、必ず確認しておきましょう。
ECモール | 主な画像規定 |
---|---|
Amazon | 背景は白、商品単体のみ、長辺1,600px以上必須 |
楽天市場 | 背景白系、テキスト占有率20%以下、枠線NG |
自社EC | 独自基準可だが、一貫性を持たせること |
自社ECサイトであっても、将来的なモール出店や広告展開(Googleショッピングなど)を見据え、標準的なガイドラインに沿った画像作りをしておくことが賢明です。また、一貫性のあるブランド体験を提供するためにも、画像の統一感は重要な要素となります。
ECサイト商品画像を魅力的に見せる3つの撮影ポイント
魅力的な商品画像を撮影するには、3つの重要な要素があります。適切な光、効果的な背景・小物、そして最適な構図とアングルです。
ポイント1:光の調整で商品の魅力を最大限に引き出す
商品撮影において、光は第一印象を決める最も重要な要素です。理想的には自然光(午前〜正午の柔らかい光)を活用することで、商品の色や質感を正確に表現できます。窓際に商品を置き、室内照明はオフにすることで、より自然な色合いを捉えることができるでしょう。
光が強すぎる場合は、白いレースカーテンやレフ板を使って光を拡散させると良いでしょう。大切なのは、後からの画像加工に頼りすぎず、撮影時点で最適な光環境を整えることです。均一な光で商品を照らすことで、不自然な影が生じず、商品本来の魅力が伝わります。
ポイント2:背景と小物で購買シーンを演出する
背景選びは商品のイメージを大きく左右します。基本的には白やグレーなどのシンプルな背景が商品を引き立てますが、商品の特性に合わせて背景を工夫することで、購買意欲を高めることができます。高級品なら黒背景で光沢感を、雑貨なら木目背景でナチュラルさを演出するなど、商品の魅力を最大化する背景選びが重要です。
小物の使用も効果的ですが、あくまで商品が主役であることを忘れないでください。食品であれば食器を添えて食卓シーンを演出したり、ギフト商品なら梱包済みの写真で用途を提案したりすることで、顧客の購入イメージを膨らませることができます。小物や背景の色合いは、商品と調和するものを選ぶことがポイントです。
商品タイプ | 効果的な背景・小物例 | 演出効果 |
---|---|---|
高級アクセサリー | 黒い背景、ベルベット素材 | 光沢感や高級感の強調 |
自然派化粧品 | 木目背景、グリーンの小物 | ナチュラルさ、オーガニック感の演出 |
食品・スイーツ | テーブルセッティング、季節の花 | 利用シーンの想起、食欲増進 |
衣類・ファッション | コーディネート小物、着用モデル | スタイリングイメージの提案 |
ポイント3:構図とアングルで視覚的バランスを整える
構図は商品の見え方に大きく影響します。初心者は中心に商品を配置する「日の丸構図」から始めるとよいでしょう。慣れてきたら「三分割構図」(画面を縦横それぞれ3等分し、交点に被写体を配置)を試してみると、より安定感のあるプロフェッショナルな印象の写真が撮れます。動きや奥行きを表現したい場合は「対角線構図」も効果的です。
アングル(撮影角度)も複数用意することで、商品の多面的な魅力を伝えられます。上から見下ろす「ハイアングル」は全体像の把握に、正面から撮る「水平アングル」は実物感やサイズ感の伝達に、下から見上げる「ローアングル」は印象強化や迫力の表現に適しています。特に詳細を伝えるディテール写真は購入の決め手になるので、欠かさず撮影しましょう。
ECサイト商品画像の撮影前準備と設計
魅力的な商品画像を撮影するためには、事前の準備と計画が欠かせません。購入者の視点に立って、どのような情報が必要かを整理しましょう。
必要な画像タイプを事前にプランニングする
商品撮影の前に、必要な画像の種類と枚数を明確にしておくことが重要です。購入者がどのような疑問や不安を持つかを想像し、それを解消するための画像を計画しましょう。サイズ感や質感など、テキストだけでは伝わりにくい情報を視覚的に伝える画像は特に重要です。
撮り忘れや準備不足を防ぐために、事前に撮影するショットのラフスケッチや箇条書きリストを作っておくと効率的です。特に複数商品を一度に撮影する場合は、この準備が時間短縮につながります。
効果的な商品写真の2つのタイプを理解する
商品写真は大きく分けて「イメージ写真」と「ディテール写真」の2種類があります。イメージ写真は利用シーンを提示したり、購入後の生活をイメージさせたりすることで共感を促す写真です。例えば、衣類なら着用例、家具なら部屋に配置した様子などが該当します。
一方、ディテール写真は商品理解を深め、購入前の不安を払拭するための写真です。生地の質感、ボタンやファスナーの仕様、内側の構造など、細部にわたる情報を提供します。両方のタイプをバランスよく用意することで、感情と理性の両面から購入を後押しすることができるでしょう。
写真タイプ | 目的 | 撮影例 |
---|---|---|
イメージ写真 | 利用シーン提示・共感促進 | 使用中の様子、着用例、ライフスタイル提案 |
ディテール写真 | 商品理解・不安払拭 | 生地の質感、ボタン、内側の構造、サイズ比較 |
ECサイト商品画像の撮影体制と効果検証
商品画像撮影の体制づくりと、その効果検証は販売成績を左右する重要な要素です。外注と内製それぞれのメリットを理解し、自社に合った体制を構築しましょう。
外注と内製のバランスを考える
プロカメラマンに依頼する最大のメリットは、即戦力となる高品質な画像が得られることです。特に重要な主力商品や、ブランドイメージを決定づける代表商品は、プロの技術で撮影することを検討しましょう。撮影費用の相場は、スタジオ撮影で8,000〜20,000円/時、出張撮影で10,000〜30,000円/時程度です。※2025年5月時点
一方、自社撮影のメリットはPDCAサイクルの迅速化とノウハウの蓄積にあります。急な商品追加や画像差し替え、ABテストなども柔軟に対応できるため、基本的な撮影技術と機材を社内に持っておくことは大きな強みとなります。両者を組み合わせ、重要度や予算に応じて使い分けるのが理想的です。
ABテストで商品画像の効果を検証する
商品画像の効果を客観的に検証するには、ABテストが有効です。実際に画像を差し替えることで申込数が2倍に増加した事例もあります。特に売上が低迷している商品に対して画像を変更し、効果を測定することで、どのような画像が購買意欲を高めるのかを具体的に把握できます。
ABテストの実施が難しい場合は、売れている競合商品の画像を分析し、そのエッセンスを取り入れる方法も効果的です。角度、光の当て方、背景色、小物の使い方など、細部にわたって観察し、自社商品撮影に活かしましょう。定期的にデータを確認し、画像の改善を続けることが売上向上につながります。
- 出店先・媒体の画像ガイドラインを確認する
- 撮影前に必要写真の種類・構図を設計する
- 自然光を活用した環境を確保する
- 商品に合った背景・小物を選定する
- イメージ・ディテール両方の写真を準備する
- 商品に最適な構図・アングルを検討し複数撮影する
- 外注または内製の体制を整備する
- ABテストによる反応分析・改善を実施する
まとめ
ECサイトでの商品画像撮影は、適切な光の活用、効果的な背景・小物の配置、そして最適な構図とアングルの3つのポイントを押さえることが重要です。これらを意識した撮影を行うことで、購入者の不安を解消し、購買意欲を高める商品ページを作ることができます。
- 自然光または適切な人工光を使って商品の色や質感を正確に伝える
- 商品特性に合った背景と小物を選び、購入後のイメージを具体化する
- 複数の構図・アングルで商品の全体像と細部を効果的に見せる
- イメージ写真とディテール写真をバランスよく用意する
- 定期的にABテストを実施し、画像の効果を検証・改善する
今日から実践できるポイントを1つずつ取り入れて、あなたのECサイトの商品画像をアップグレードしてみてください。小さな改善が積み重なり、大きな売上アップにつながることでしょう。
魅力的な商品画像で売上アップを目指すなら、EC WITHにご相談ください。プロの撮影技術で、商品の魅力を最大限に引き出します。ぜひお気軽にご相談ください。