失敗から学んだEC系フリーランスのメリット・デメリット、ライフワークバランスを優先する為にも仕事の充実は必須

フリーランスのEC運営代行者として活躍するEC運用代行(t-inoue-ec)さん。
雑貨や美容ジャンルを得意とし、ディレクションや運営代行、広告運用、コーディングなど幅広いスキルでクライアントの課題解決に取り組んでおり、「ECWITH」を活用することで柔軟な働き方を実現しながら、ライフワークバランスを保ち、自身のスキル向上にも努めています。今回は、そんなEC運用代行(t-inoue-ec)さんに、フリーランスとしての原動力や「ECWITH」を活用する理由について伺いました。

 

―本日はフリーランスワーカーとして色々お話いただければと思います。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。今回「ECWITH」はEC専門のクラウドソーシングと言うのが良いですよね。働き方や仕事を探す中でもEC関連と言うのだけは決めているので、他のクラウドソーシングサービスも考えましたが、やはり「ECWITH」は、EC特化型と言うことで、すぐに登録をしてみようと思いました。

フリーランスになるまで

―これまでのご経験を教えて下さい。

最初からECの仕事をしていたわけではなく、自分の場合は飲食店を経験したのち、漠然とWEBデザイナーになりたいと考えていたので、取り敢えずWEBを学んでみようとWEBの学校に行きました。その後すぐに雑貨系ECサイトを1年弱程経験し、その後アパレル系のEC販売会社でコーディング中心に楽天担当を5年程しました。

その時、一緒に働いていた人からEC運営の支援会社にお誘いいただいた関係でECコンサルやEC運営代行を6年くらい経験し、その後、現在の業務委託でECのコンサルや制作などをしています。

 

―フリーランスをされている方がフリーランスになられる理由は様々ですが、EC運用代行(t-inoue-ec)さんはなぜ今の働き方を選んだのですか?

改めて生活の優先順位を考えた時に、ライフワークバランスを優先したいと思いました。自分の場合は、普通に会社に勤めるよりもフリーランスが合っているかもと考えていた時に、知合いから案件の情報共有やフリーランスとしての立ち振る舞いなども参考になり、自然とフリーランスを選択していました。

フリーランスとしての日々

―現在のフリーランスとしての職種は何をされているのですか

少し前にも触れましたが、ECコンサルとECの運営代行をしています。前職までがECコンサルと運営代行をしていましたので、店舗さんの売上アップに貢献できる面白みを感じていますし、働き方は変わっても、これまでの経験を活かしながら、さらに実績を積んで行きたいと考えています。

 

―ECコンサルや運営代行を行う上で重要視されていることはなんでしょうか

やはり、同じ会社で働いているわけではないので、クライアントさんに対してのレスポンスはとくに注意しています。レスがなかったり、遅いことでクライアントさんが不安になったり、やりづらいと感じると迷惑をかけてしまうことになるので、不安を感じさせないようレスポンスの速さと頻度にはとくに注意しています。

また、運営支援をする上で、クライアントさんの目標達成ののロードマップを考える中では、現実ラインも指示してから具体的な行動へと落とし込んだ計画をお伝えするようにしています。せっかく関わらせていただくので、目標は必達で考え、計画が絵にかいた餅にならないよう、達成する為に必要な行動まで落とし込んだ計画をお伝えするようにしています。

フリーランスのメリットデメリット

―受けた案件でトラブルなどはありましたか

フリーランスについて調べたりはしていたものの、最初は契約書を交わしてなかった為、未払いが発生してダラダラと請求できずに作業してしまったり、そのまま未回収となるなどトラブルになりました。「EC WITH」は案件の全てがパッケージ方式でかつクライアントさんの前払いが完了した上でお仕事を開始できるので、安心して仕事を受けることができ助かっています。フリーランスは未払いのリスクが常について回るので、その辺りも仕事を探すプラットフォームとしては重要な要素と思います。

―フリーランスをされて学んだことはありますか

すべて自分でのやり取り次第なので、クライアントワークが鍛えられました。また、すべてが自分の責任なので、ミスなどに対する考え方や責任の大きさもより感じることができています。

―その他のメリットはありますか

冒頭でお話に出た、時間の使い方に関しては自分次第なので、週に1日は自分のスキルアップの時間に充てることができていますし、横の繋がりができる機会があり相談ができたり、あまり知見がない方面でも知ってる人が居ると相談ができ安心することができています。

EC WITHについて

―「EC WITH」を使う理由を教えて下さい

パッケージ方式は自分のできることを自分自身でスキルの出品が出来るので、クライアントさんも具体的な依頼内容のイメージが付きやすく依頼しやすいと思います。

逆にしっかり詳細を書いておかないと、考えていないことを依頼されるなどなるので、リスクヘッジの為にもしっかり書いておくのが良いと思います。

―サービスパッケージ作成について他のワーカーさんにおススメの方法はありますか

パッケージに含まれている内容は、できる限り詳細に書くことをお勧めします。EC運営代行の中に制作が含まれているか、商品登録が含まれているかなど、丸っと依頼したい、オールラウンダーを探されているクライアントさんにはそのパッケージが刺さりますし、逆にオーバースペックと考えられる不要な作業が含まれている場合は、依頼内容に不要なスキルがある分、高く見えてしまうかもしれません。自分のスキルは細分化したパッケージと包括的なパッケージをできる限り多く揃えておくのが良いと思います。

 

―EC WITHでEC業務を出品して頂いてますが、今までに困った事はありましたか

EC WITHでは「相談する」から相談があって、依頼側と行って欲しい業務内容をすり合わせた後に「見積」を提出して「承認」を貰って業務を開始します。

しかし、EC事業者さんは忙しいのかもですが「相談する」や「見積」を提出するなどコミュニケーションしている途中で、メッセージのやりとりがとまって、数日返信がないケースが多々ありました。

どうしたらよいかなと思って、ECWITHの事務局の方に相談したら、「スケジュールの兼ね合いで、いついつまでに回答頂けない場合は、今回はスキップさせて頂きますので、いつまでにご回答お願いいたします、と一文加えてみてはどうか」とアドバイスを頂きました。

実際にそういった形で依頼者の方々とコミュニケーションをさせて頂くようになって、今回の相談はあるのかないのか、はっきりするようになって、スケジュールを組みやすくなりました。

―最後に、他のクラウドソーシングやスキルマーケットとECWITHの違いで感じている事を教えて下さい

ECWITHを運営しているのが、EC運営支援や運営代行を長くやっているワンプルーフさんだからというのと、まだリリースしたばかりだからやってくれてるのかもですが、事務局の方に相談したらEC事業者のニーズを教えてくれたり、こういうパッケージ作成が引き合い多そう、などサービスパッケージの作成や、進め方、ディレクション業務、依頼側とのコミュニケーションについての知識が多く、相談に乗ってくれてます。

フリーランスで活動していると、同じ立場の仲間という存在がいないので、気軽にEC業務支援についての相談ができる点や、ECWITHの事務局の方は、皆ワンプルーフでディレクション業務を行ってきた人たちとのことなので、EC業務についての知識が多く、新しい情報も多く、だいたいなんの話をしてもECのことであれば回答を持っているので、とても助かっていて、必要なコミュニティになっています。

―そうですね、いつもありがとうございます。また色々なお話を聞かせていただければと思います。

 

EC運用代行(t-inoue-ec)さん

▼出品中パッケージ
ディレクター、運営代行、広告運用、コーディング
得意ジャンル:雑貨と美容